; The purpose of this research is to propose the valley eco management analysis model which targets environmental resources of Shimanto River basin and from the viewpoint of "Environment", "Forestry", and "Local revitalization" and does maintenance for the next generation of the effect that the forest has. In addition, the purpose of this research is to propose environment management system which pays attention to the wood biomass power-generation activities and maintains a public interest

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... ion of the forest and coexists thinning of a forest, biomass power generation cost, and local populace's needs. KEYWORDS; Basin environment management system、Thinning wood、Biomass power generation 1.背景と目的 1.1 流域経営システム構築の必要性 中山間地域においては,地域振興や発展のために行われる事業などが長続きせず,赤字経営となっている事業が 多く見受けられる。これは各事業者が互いに連携せず独自の地域づくりを行っていることが主な原因と考えられ, 地方自治体の調整不足が問題となっている。 一方で, 住民においては意識の高まりから始まる自己実現の欲求, NPO などのコミュニティ活動が活発化してきている。 特に将来は団塊の世代が退職し,会社から地域を含む流域単位での活動へ移行していく中で,流域として生き残 りをかけた自立的な活動が求められており,バラバラでない全体を考えた流域づくりが必要である。このためには 個々の参加主体が流域全体の利益をいかに最大化するかを考え,その中で,個々の活動の役割,参加主体間の持続 性の関係を構築する流域経営システムという,新しい枠組みが必要となる。 1.2 四万十川流域における現状と課題 四万十川は「日本最後の清流」として全国的に知られている全長 196kmの一級河川である。四万十川流域は,多 様な動植物生態系だけではなく,豊饒な水と森の恵みを得て多くの伝統文化が引き継がれている。また,四万十川 流域の産業構成としては,流域の 87%が森林であり,そのうち 69%は人工林となっており,林業が流域の主要な産 業として位置づけられている。しかし,近年では木材需要の減少や木材価格の低迷に伴い,林業従事者が激減し, 森林の荒廃が危惧されており,四万十川流域の貴重な環境資源を保全する環境経営の提示が不可欠である。