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A Multi-faceted Approach to Dementia Treatment by Young Researchers
2021
Yakugaku zasshi
平均余命が伸びた超高齢社会において,認知症は 各ライフステージに様々な形で深く関与しており, 公衆衛生上の大きな問題となってきている.現在も 認知症患者数は増加し続けており,アンメット・メ ディカル・ニーズが高く,対症療法を中心とした現 在の治療薬から,根本的な治療のための創薬が求め られている.しかし,これまでに新たな機序の認知 症治療の開発は成功しておらず,新たな視点からの 創薬ターゲットが求められている.そのなかで認知 症対策として,国を挙げて,認知症の発症や進行を 遅らせる,また予防するなどの取り組みを強力に推 進していくことも示されている.近年では,臨床実 績を有する薬物を活用するドラッグリポジショニン グに加えて,食経験などが豊富な天然物資源の生理 活性作用や健康維持作用にも注目が集まっている. そこで,新たな認知症治療薬開発のみならず,治 療・診断・予防戦略などの新たな確立に向けて,薬 理学,物理化学,生体分析化学,薬物動態学,薬物 治療学など多分野の研究者の観点から多角的な議論 を行うために,昨年度の日本薬学会第 140 年会で表
doi:10.1248/yakushi.20-00251-f
pmid:34078787
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