LEAKAGE REDUCTION BASED ON A ESTIMATION METHOD OF NIGHT PRESSURE IN WATER DISTRIBUTION NETWORK
末端圧力推定に基づく夜間バルブ操作による漏水削減

Katsuya YOKOKAWA, Toyono INAKAZU, Akira KOIZUMI, Ryo NAMBA, Toshiharu SUGINO
2016 Journal of Japan Society of Civil Engineers Ser G (Environmental Research)  
2 正会員 首都大学東京大学院・都市環境科学研究科 (〒192-0397 八王子市南大沢1-1) 3 非会員 (株)東芝 電力・社会システム技術開発センター(〒183-8511 府中市東芝町1) 4 非会員 (株)東芝 水・環境システム事業部 (〒212-8585 川崎市幸区堀川町72-34) 漏水削減は水資源の有効利用の観点だけでなく,浄水にかかる薬品コストや水輸送に要するポンプの消 費エネルギーを削減でき,環境負荷低減にも大きく寄与する.漏水を削減するには,老朽管更新や漏水管 修繕といった予防保全的対策のほかに,配水管路網内の余剰圧力を抑制する運用制御的対策がある.予防 保全的対策は漏水を生じる管孔そのものを塞ぐことができるため,その効果は大きいが更新や修繕に必要 な費用が高い.一方で,運用制御的対策は配水ポンプや減圧できる電動弁の運転方法を改良することで成 されるため,低い費用で大きな効果を期待することができる. 本論文では運用制御的対策に着目し,自動制御を導入するのではなく,夜間に電動弁を操作することに
more » ... 末端圧力の変化を時系 列で推定し,余剰圧力が発生している時間帯を特定するとともに,余剰圧力を抑制できる電動弁の操作量 をデータのみから明らかとした.また,その結果として得られる漏水削減効果の見込みを示した.
doi:10.2208/jscejer.72.iii_449 fatcat:33lzrh7im5gotdiiu7pwwowezm