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Estimation of artificial reef effect range in the waters of Tsushima Islands, Nagasaki, Japan
長崎県対馬周辺海域の人工魚礁の効果範囲推定
Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography
長崎県対馬周辺海域の人工魚礁の効果範囲推定
魚礁効果に関する多くの研究は漁業に依存しない調査データによるものであり,商業漁業によって得られた漁業依存デー タを用いた研究は少ない.漁獲量および漁獲量を努力量で除して計算された CPUE(Catch per unit effort)は魚礁効果のほ か,操業海域や漁船能力,資源の年および季節変動の影響を受ける.そのため CPUE をそのまま用いた解析からは資源密 度にあたえる魚礁効果を偏りなく評価できない.本研究ではメダイ,ヒラマサおよびイサキについて,上記の問題を避 けるため CPUE 標準化の手法を応用して効果範囲を定量評価した.メダイ資源密度は,魚礁海域では天然海域の約 7.0 倍 であり,効果範囲は魚礁中心から約 350 m と推定された.ヒラマサの効果範囲は約 100 m,イサキでは魚礁の近接海域に 限定されると推定された. キーワード:人工魚礁,対馬海域,CPUE 標準化,資源密度,効果範囲 Most studies on the effects of artificial reefs (AR) have used fishery-independent research
doi:10.34423/jsfo.84.3_187
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