FLUCTUATIONS OF THE BENTHIC FAUNA AND DECOMPOSITION ABILITY FOR THE ORGANIC MATTER ON THE OYSTERSHELL-OVERLAID SEA FLOOR IN A CLOSED SEA AREA, BISAN STRAIT
港湾区域内のカキ殻敷設区における生物相の変化と生物による有機物の分解機能の評価

Shuzo TAKAGI, Masayoshi KONDOH, Hiroshi HAYASHI, Shinya FUJISAWA, Satoru KAMURA
2017 Journal of Japan Society of Civil Engineers Ser B3 (Ocean Engineering)  
2 岡山県農林水産総合センター 水産研究所 3 正会員 海洋建設(株) 水産環境研究所(〒711-0921 岡山県倉敷市児島駅前 1-75) 備讃瀬戸西部の閉鎖性が高く底質のシルト化が進んだ港湾域に全形のカキ殻を敷設し,敷設区におけ る生物相の変化を調べた.敷設 2 ヶ月後から敷設区の生物は増加しはじめ,1 年半後の生物の種類数は 117 種類,個体数は 4,700 inds/m 2 ,湿重量は 487.3 g/ m 2 となり,それぞれ対照区の 2.2 倍,2.3 倍,13.2 倍となった.敷設区全体で,生物によって無機化される炭素量は 114.2 kgC/year/1,000 m 2 であった.敷 設区のカキ殻は,敷設後 2 年を経過しても埋没することなく,表面が露出していた.カキ殻の敷設によ り,生物の多様性と現存量が増加するとともに,これらの生物によって流入してくる有機物が無機化さ れ,敷設場所が維持されている可能性が示された.
doi:10.2208/jscejoe.73.i_893 fatcat:zbzgzkxhyvbaffdyd6ccsbmxtm