Chlorosis of Rhododendron × pulchrum sweet ' Speciosum' planting along the streets of towns and cities in Tokyo
東京都市街域における街路樹オオムラサキツツジの葉の黄化症状

南 晴文, 坂本 浩介, 市川 紘介, 渡辺 陽介, 半田 高, 松浦 里江, 渋谷 圭助
2011 Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology  
pH につ いて実態調査を行い,また土壌 pH がオオムラサキツツジの 葉の黄化に及ぼす影響についても調べ,東京都市街域の街路 樹オオムラサキツツジの葉の黄化症状の一因を明らかにす る。 2.材料及び方法 2.1 東京都市街域の植栽マスの土壌 pH の実態調査 調査地点は東京都市街域の 5 地点とした。1 地点あたり対 象とする植栽マスは,1~2 カ所とし,植栽マスの大きさは道 路縁石部の長さが 7.00 m,歩道側部の長さが 0.75 m の 7.00 × 0.75 m 大のものとした。土壌の pH 測定は,1 植栽マスあ たり 6 点を検土杖で深さ 20~30 cm の根域部から採取した土 壌について採取土壌ごとに行った。土壌の pH は,土壌 5 g に対して 25 mL の蒸留水を加えて1時間振とう後に pH メー タ(東亜ディーディーケー株式会社製,モデル TIC-31)で測 定した。 2.2 土壌 pH がオオムラキツツジの葉の黄化に及ぼす影響 土壌 pH が葉の黄化に及ぼす影響試験は内径 30.0 cm,深 さ 26.5 cm
more » ... ラスチックポット(「とんでもないポット」 南出産業株式会社製)を使用した。土壌は赤土,ピートモス およびバーミキュライトを 3 対 2 対 1 の比率で混合したもの を用土として用いた。用土作成時の pH は約 5.8 で,苦土石 灰を加えて約 6.8 および 7.3 に調整し,酸性から中性の 3 つ の pH 調整区を設けた (以降, pH 調整後の pH の値は約 5.8, 6.8,7.3 を pH 5.8,6.8,7.3 と表記する)。用土の pH 調整 に加えた苦土石灰は,pH 6.8 では 1 L あたり 4.0 g,pH 7.3 では 1 L あたり 15.0 g であった。 苦土石灰を処理した 1 週間 後に pH の安定を確認し,2010 年 5 月 18 日に 2 年生のオオ ムラサキツツジ苗木を 1 ポットあたり1個体定植した。1 ポ ットあたり充填した用土量は 11 L とし,各区 6 個体供試し た。それら供試個体について生育程度の指標として葉・枝・ 根部について部位別乾物重の変化,葉の黄化の指標としてク ロロフィル含有量および Fe 含有量の変化を測定した。部位 別乾物重は,供試 6 個体から無作為に抽出した 3 個体につい て 11 月 3 日に 60 ℃,3 日間乾燥後に測定した。クロロフィ ル含有量は供試 6 個体について各 10 本の分枝について先端 葉 6 枚を対象に測定した。測定時期は,定植時の 5 月 18 日, 9 月 15 日,11 月 3 日とした。クロロフィル含有量は葉緑素
doi:10.7211/jjsrt.37.214 fatcat:hjrxnkudlfcafccuowxc54kgma