Fishery surveys of pelagicˆsh resources with experimental drift nets of 16 diŠerent mesh sizes were conducted in the waters oŠ Sanriku and east of Hokkaido from 1984 to 2002. From the survey data, 37 data sets of fork length distributions of chub mackerel which were caught by drift nets of 12 diŠerent mesh sizes (26, 30, 33, 37, 43, 48, 55, 63, 72, 106, 112, and 121 mm) were used to estimate the master curve for expressing the size selectivity. The skew normal model was selected as the

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... d selection curve by AIC. Girths at three positions (the center line of the eye, the posterior edge of the gill cover, and the anterior end of theˆrst dorsalˆn base) and maximum girth were measured with fork length. For the chub mackerel with the optimum fork length at the modal selection curve, the position of the girth equivalent to the mesh perimeter was within the range from the posterior edge of the gill cover to the anterior end of the dorsalˆn base. This suggested that most of the chub mackerel were wedged or gilled by the mesh of the drift net. キーワードSELECT モデル,網目選択性,胴周長,流し網,マサバ,目合 流し網は,大きな浮力を持つ浮子で海表面から海中に 網を広げて,遭遇した魚が刺さるまたは絡まることで漁 獲する刺網漁具の一種である。沿岸では北海道東部太平 洋(道東)のさんま流し網や瀬戸内海のさわら流し網な どが行われている。流し網にはその網目の大きさ (目合) によって漁獲できる対象魚の大きさを選び獲る,いわゆ る網目選択性が存在する。道東におけるさんま流し網で は道知事許可の漁業として,網目合 42 mm 以下でかつ 浮子綱長さ 1 km 以内とする規制が設けられ, 1) 瀬戸内 海でもサワラ Scomberomorus niphonius の資源回復計画 の方策の一つとして網目規制が重視されている。 2,3) こう した方策を検討する材料としても流し網の網目選択性は 重 要 で あ る 。 ま た , 流 し 網 は , マ イ ワ シ Sardinops melanostictus やサバ類,サンマ Cololabis saira などの浮 魚類を対象とした資源量や生態の調査に用いられ, 4) 現 在も道東沖ではマサバ Scomber japonicus とマイワシの 漁期前と漁期中調査やサンマの分布調査に, 5 8) また海 外でも大西洋ニシン Clupea pallasii の資源調査 9) などに 用いられる。こうした資源調査でも,網目選択性による 標本の偏りを少なくする必要があり,様々な目合が組み 合わせて用いられている。しかし目合の組み合わせにも 限りがあり,大関ら 10) が指摘するように,資源量推定 の精度向上のためには選択性曲線や目合別の効率を求め て補正する必要がある。 流し網の選択性についての研究は,石田の方法 11) を 用 い て サ ケ , マ ス を 対 象 に 1960 年 代 に 盛 ん に 行 わ れ, 12) 1980 年代にも調査用漁具としての流し網につい てサンマやシマガツオ Brama japonica を対象に取り組 まれた。 13,14) その後,選択性曲線のパラメータを最尤推 定する方法が世界的に用いられるようになっている(例 えば,Millar and Holst, 15) Millar and Fryer, 16) Fujimori and Tokai 17) など) 。また,流し網の調査は多数回の操 業が行われることが多い。しかし,用いられる目合別の 網地数が破網により変化することや,さらに漁獲尾数が 多い時に行われる標本抽出における抽出率が一定でない こと,つまりこの操業期間中に採集努力量が変化するこ