EFFECT OF TEMPERATURE HISTORY DURING CURING ON ULTIMATE DRYING SHRINKAGE OF CONCRETE
コンクリートの乾燥収縮ひずみの最終値に養生時の温度履歴が与える影響

Toshiki AYANO, Takashi FUJII
2014 Journal of Japan Society of Civil Engineers Ser E2 (Materials and Concrete Structures)  
本論文は,乾燥収縮ひずみの最終値に与えるコンクリートの養生中の温度履歴の影響を調べたものであ る.橋梁の上部工においても,支間の長大化にともない,高強度コンクリートの使用に加えて,部材厚の 増加により,養生中のコンクリート温度が高くなる傾向にある.本研究では,実構造物レベルの部材にお いて,コンクリートが養生中に受ける温度履歴が,乾燥収縮ひずみに与える影響を調べ,養生中の温度が 高いほど,乾燥収縮ひずみの最終値は小さくなることを実験的に明らかとした.また,コンクリートの乾 燥収縮ひずみの最終値と養生温度の関係を表す構成則と,その構成則を用いて,養生中に種々の温度履歴 を受けるコンクリートの乾燥収縮ひずみの最終値を求めるための硬化則を提案した. Key Words : ultimate drying shrinkage strain, temperature history during curing, size effect of concrete member, temperature due to hydration
doi:10.2208/jscejmcs.70.428 fatcat:vhynpmyv4jgblg5x5wh6h53anu