Preparation of Fluoroalkylpolysilanes with Wurtz-type Condensation Polymerization and Elucidation of their Organogelation Mechanism
Wurtz 型重縮合によるフッ化アルキルポリシランの重合およびオルガノゲル化機構の解明

Masanobu NAITO
2009 Kobunshi ronbunshu (Tokyo)  
がもつさまざまな興味深い物性・機能の解明が急速に進 展した 4) .その後,エーテル系試薬 5),6) や ethyl acetate 7) の添加によるアニオン末端基の安定化など重合効率を向 上するためのノウハウが蓄積され,現在では Wurtz 型 重縮合は,可溶性 PSi の一般的な合成法として広く用い られている 8)~10) . Wurtz 法による PSi 合成は簡便であり,原料となる dichlorosilane も容易に入手できるにも関わらず,その 重合機構についてはまだ不明な点が多い 11),12) .その一 つの要因は,Wurtz 型重縮合が厳密な禁水条件下,溶融 した金属 Na 表面で起こる不均一反応であるということ にある.その中で,West 8) , Miller 9) , Matyjaszewski 13) , Gautheier 14) , Worsfield 6) らがアルキル基やアリル基を側 鎖にもつ dichlorosilane の単独重合機構について先駆的 な研究を行い,最近では,Jones らが数理解析を組合 わせた
more » ... n-controlled polymerization という PSi のらせん構造の欠陥を考慮した重合機構を提唱して いる 15),16) . 一方,複数の dichlorosilane モノマーを 用 いた PSi 共重合体の報告例は少ないため 17),18) ,重合機 構に関する系統だった検討は行われていない.これは, 構造解析の手段が NMR などに限られているため,ブ ロック長などの詳細な構造解析が難しいことにも起因し ている. 一方,筆者らは 29 Si/ 1 H NMR,紫外吸収(UV),蛍光 (PL),蛍光励起(PLE)などの分光測定とガスクロマト グラフィー(GC),フォトダイオードアレイ(PDA)検出 器や光散乱・差圧粘度計(RAL-DP)デュアル検出器を備 えたサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を組合わせ ることで,Wurtz 型重縮合で得られる PSi の共重合機構
doi:10.1295/koron.66.298 fatcat:m7w5fyppejhgng24j45g4ocqum