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A Case Report of Atrio-Esophageal Fistula Caused by Percutaneous Transcatheter Ablation of Atrial Fibrillation
経皮的カテーテルアブレーションに合併した左房食道瘻に対する1手術例
2013
Japanese Journal of Cardiovascular Surgery
経皮的カテーテルアブレーションに合併した左房食道瘻に対する1手術例
症例は 66 歳,男性.持続性心房細動に対し経皮的カテーテルアブレーションを施行された.施行後 15 日目 に吐血を主訴として来院し,上部消化管内視鏡検査にて食道潰瘍と診断された.約 1 カ月間の絶食治療の 後,経口摂取を再開したが,再開後 4 日目に多発性脳梗塞を発症し,同日大量吐血からショック,心肺停止 となった.カテーテルアブレーションに合併した左房食道瘻と診断し,心肺蘇生後緊急手術を施行した.胸 骨正中切開にてアプローチし,体外循環を用い心停止下に左房後壁の瘻孔および食道穿孔部を直接縫合閉鎖 したが,開心術後 3 日目に低心拍出量症候群と多臓器不全にて死亡した.本疾患は稀な合併症であるが,発 症すれば致命的な病態となるため発生予防が重要である.また発症した場合には速やかな外科的治療が必要 と思われる.日心外会誌 42 巻 2 号:155-158(2013) キーワード:経皮的カテーテルアブレーション,左房食道瘻,合併症,吐血 A 66-year-old man underwent percutaneous transcatheter ablation of the
doi:10.4326/jjcvs.42.155
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