マンモグラム上の腫瘤陰影自動検出アルゴリズムにおける索状の偽陽性候補陰影の削除
Elimination of Funicular-shaped False-positive Candidates in an Automated Detection Algorithm for Mammographic Masses

Satoshi KASAI, Hiroshi FUJITA, Takeshi HARA, Yuji HATANAKA, Tokiko ENDO
1999 Journal of Computer Aided Diagnosis of Medical Images  
要旨 本研究の主な目的は, われわれのディジタルマンモグラム上の腫瘤陰影の自動検出アルゴリズムに おいて, 乳腺の一部による索状影を検出している偽陽性候補を, 11個の特徴量を用いて削除する処理を加 えることである. これらの特徴量とは, (1)縦横比, ( 2 )最小幅, (3)円形度, ( 4 )候補内部の平均コントラスト, ( 5 ) 候補中心部の平均コントラスト, ( 6 )重心を中心とした同心円上の画素値分布の標準偏差の平均, (7)候補中心 部のroughnessの正成分, (8)同負成分, ( 9 )乳頭の位置を考慮して決定した一定方向の強度成分の割合, (10)候 補中心部のアンシャープマスク画像の標準偏差,および(11)重心を利用した方向別強度比である.これら の11個の特徴量に対して,判別分析を用いて偽陽性候補を削除した.検出システム全体の評価として,臨 床画像データ 884 枚を対象とした腫瘤陰影の検出実験を行い,真陽性率 87%のとき,一画像当たりの偽陽 性数は 1.7 個という結果を得た.以上より,本論文で提案した手法が,索状構造の偽陽性候補削除に有効 であると結論付ける.
doi:10.11313/cadm.3.10 fatcat:zjjnyo5bqjh4bhl3virswzq3eu