The Study of the Effectiveness of a Minds-on Display
マインズ・オン型展示の効果に関する研究

Taegoo Yoon, Takashi Hasumi
2006
1. 研究背景及び目的 観覧者がよりよく展示を楽しめる方法として、最近ハン ズ・オン型の展示が増えている。ハンズ・オン型展示は 展示物に触れ、体験が可能な展示であり、展示物をより よく理解するのに役に立つだろう。しかしハンズ・オン 型の展示は情報を収集する感覚の種類が多くなることに より、かえってデザインの展示には適合しないかも知ら ない。デザイン展示ではデザイン作家のアイディアを知 ることが重要であり、作品に触れ、体験できるハンズ・ オン型展示だけでは物足りない。これに対しマインズ・ オン型展示という展示法が考えられる。マインズ・オン 展示ははデザイン作家の[心] を観覧者に伝えることに より、作品に対する観覧者の反応とアイディアをデザイ ン作家が得ることができることにより、観覧者と作家と の精神的コミュニケーションも可能になるのである。 本研究ではこのような意図を基にして韓国の光州デザイ ンビエンナーレ2005 に参加するデザイン作家のパク・ ヨンソク氏をサポートしながらマインズ・オン型展示を 企画し、展示期間中に展示会場において、中間サポータ
more » ... タ ーの役割で観覧者とデザイン作家のマインズ・オン型コ ミュニケーションに関する活動を行うことにした。そし て展示の終る後、マインズ・オン型展示と一般の展示と を比較し、効果における差異を調べるとともに、作品に 対する観覧者の反応とアイディアをパク・ヨンソク氏に 伝えることにした。 2. 方法 研究方法は、「(1)展示の準備、(2)展示、(3)展示後の過 程」の3つの部分に分ける。展示の準備はデザイン作家と 一緒に作品をデザイン、ディスプレイ、展示方法につい て相談し決定する。決定された方法に従い展示を行い、 ハンズ・オフ、ハンズ・オン、マインズ・オン型展示と いう3つの展示方法による展示を行い、観覧者に対しアン ケート調査を行う。展示後には展示を基にマインズ・オ ン型展示の効果について調査し、作家とともに展示の効 果について考察する。 (1)展示の準備 2005年4月から光州デザインビエンナーレの特別展示の 1つである「NEW WAVE DESIGN」で作家に参加するパク・ ヨンソク氏の中間サポーターの役割で活動をする。作家 は作品のデザインをする人であって展示方法についてま でには手助けが必要である。中間サポーターはその作品 を観覧者にうまく伝える展示方法を企画する人である。 パク・ヨンソク氏のデザイン作品は[Culture2]という 題名で東洋と西洋の文化を一つの椅子に表現したもので ある。椅子をひっくり返して使うことができ、一方は東 洋の平座文化を体験でき、もう一方は西洋の立座文化を 体験できるデザインである。材質は白樺(カバノキ科の落 葉高木)の合板であり、それをベンディングして成形した ものである(図1)。ディスプレイでは総計5つの椅子が展 示され、観覧者が自由に体験できる3つの椅子と回転展 示台に2つを配置した。 Abstract : In Design exhibitions, the viewers and the designers communicate via the designers' work. However, it is difficult for the viewers to approach the works without any previous knowledge of the thoughts and the ideas that are put behind the designers' work. It is also difficult for the designers to receive evaluation of their work if he or she does not know the viewers' reaction or thoughts. In this research, we study the communication between the viewers and the designers through the display of the minds-on form, and develop an exihibition process which brings in communication. Furthermore, through the exhibition held by the Korean designer Yongsuk Park, who participated in the GwangjuDesign Biennale, I would like to prove the theorybehind the study.
doi:10.11247/jssd.53.0.225.0 fatcat:e34yko2vfbg43cxmd5t5ylo7d4