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Attempt of Moisturizing Care of the Lower Legs of Parkinson's Disease a Patient with Restless Legs Syndrome
レストレスレッグス症候群を呈するパーキンソン 病患者への下腿部保湿ケアの試み
2019
Nihon Kango Gijutsu Gakkaishi
レストレスレッグス症候群を呈するパーキンソン 病患者への下腿部保湿ケアの試み
Hajime Yamaguchi 本症例は,レストレスレッグス症候群(RLS)を有すると思われる両下肢の熱感,疼 痛,むずむず感を呈する重度寝たきりのパーキンソン病患者であった.本症例は,入浴 後に行われている下 部への保湿塗布により,RLS と思われる症状を強める傾向にあっ た.先行研究によれば,ઃ秒にઅ-ઇcm の速さで下 部への保湿剤塗布を行うことで, リラクセーションの効果が期待できると報告されている.そこで本研究では,先行研究 に基づいた,ઃ秒にઅ-ઇcm の速さを意識した下 部への保湿塗布の有効性を検討し た.結果,Visual Analog Scale を指標とした熱感,疼痛,むずむず感に大きな変化を もたらした.同時に筋緊張にゆとりがみられ,若干ではあるが,関節可動域の変化も確 認された. 本研究は,RLS への根本的な解決策となるものではなかったが,本研究で行った方法 は,新たなカウンセリングやコミュニケーション手段の一環として行うことに意義があ ると考えている.加えて,熱感,疼痛,むずむず感の訴えが減少したことは,RLS を呈
doi:10.18892/jsnas.18.0_36
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