A SLOPE FAILURE TYPE CLASSIFICATION ALGORITHM FOR MULTIPLE SIMULTANEOUS SLOPE FAILURE HAZARD ASSESSMENT

Ikko UCHIDA, Hirohito KOJIMA
2020 JOURNAL OF APPLIED COMPUTING IN CIVIL ENGINEERING  
本研究は,同時多発的に広範囲で発生する異なる形態の斜面崩壊危険箇所評価の必要性を指摘した上で, 目的変量を多群とする数量化 II 類(以下,多群数量化 II 類)に基づく斜面崩壊形態分類アルゴリズムを提 案したものである.地震により発生した「表層崩壊,深層崩壊,地すべり」と「未崩壊地」の 4 群を目的 変量に,各種地理情報と衛星リモートセンシングデータから作成した素因データを説明変量に設定した. 個体数量散布図・判別効率表から,総合精度 84%,Kappa 係数 0.76 となり,多群数量化 II 類による判別精 度が保証された.さらに,サンプルスコアに対するクラスタリング(最短距離法)を通して,崩壊形態別 の潜在危険箇所分布を表示した斜面崩壊形態分類図(FTC マップ)を作成し,同時多発型・異種斜面崩壊 危険箇所評価支援上,有用となることを示した.
doi:10.2208/jscejcei.76.1_42 fatcat:up4eg2vofjaabfrq26wynnpoqu