Internet questionnaire of attitude survey for patients with onychomycosis on treatment continuation

Kazutoshi Harada, Masatoshi Abe, Tomotaka Sato, Miwa Kobayashi, Makoto Nakano
2019 Journal of the Japan Organization of Clinical Dermatologists  
合併症の有無や服薬期間など患者の生活スタイル に合わせた薬剤選択が可能になった. 外用爪白癬治療薬の発売以前には,保険適用外 の外用抗真菌薬での爪白癬治療が多かったが 2) , 外用爪白癬治療薬の発売後もその傾向は変わらず, 経口薬と比較して外用薬を処方されている患者が 多い傾向にあった 3)4) .しかし, 「レセプト調査お よび患者アンケート調査に基づく爪白癬治療の実 態把握」 4) によると,経口薬と比較して外用薬は 治療継続率が低いことが明らかとなっている.今 回,爪白癬を治癒に導くために必要な要因を検討 要 旨 目的:爪白癬治療の中断理由を明らかにし,治癒のために必要な要因を検討した. 方法:爪白癬と診断され, 「自分で治ったと判断した患者」および「自分の判断で治療を 中断した患者」 (治療中断群:以下,中断群) ,または「医師に治癒したと判断された患者」 (治療完了群:以下,完了群)を対象にインターネットアンケート調査を実施した.中断群, 完了群で年齢,性別が同数となるようにした.中断群と完了群の回答を比較検討した.
more » ... 中断群:208例,完了群:208例)から回答を得た.中断群では,外用薬を 処方された患者が多かった.完了群では,爪白癬診断時に医師から様々な説明を受けてい る患者が多かった.中断理由は, 「自覚症状がなく治療を続ける必要性を感じない」 , 「治 療が面倒」 , 「薬を使って爪がきれいになってきた」 , 「治療のために時間をとるのが難しい」 が多く,治療を継続するためには, 「早期の効果の実感」 , 「治療期間が短い」 , 「医療機関 のサポート」が必要であるとの回答が,完了群と比較して中断群で多かった. 結論:治療中断理由は,爪白癬に対する認識不足,効果の自己判断,通院期間や治療期間 などであった.爪白癬治療を完了させ,治癒に導くためには,医師からの十分な説明と爪 のケアなどを含めた経過観察に加え,治療薬が適する病型,患者背景および生活スタイル を考慮した薬剤選択が重要となることが示された. Key words: 爪白癬(onychomycosis) ,患者調査(patient survey) ,インターネットアン ケート(internet questionnaire) ,経口抗真菌薬(oral antifungal agents) , 外用抗真菌薬(topical antifungal agents) 原田 和俊 1) Harada Kazutoshi,安部 正敏 2) Abe Masatoshi, 佐藤 友隆 3) Sato Tomotaka,小林 美和 4) Kobayashi Miwa, 中野 眞 5) Nakano Makoto 1)東京医科大学皮膚科学分野 2)医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック 3)帝京大学ちば総合医療センター 皮膚科 4)こばやし皮膚科クリニック 5)佐藤製薬株式会社 メディカルアフェアーズ部 別刷請求先:原田 和俊 東京医科大学皮膚科学分野
doi:10.3812/jocd.36.602 fatcat:eyfin33t6bb2bbbdwgazv3zdkm