A report of approach for in-hospital education of point-of-care ultrasound

Takashi Ota, Yuka Murakami, Yasuko Kozuka, Chihiro Ohshiro, Naohiro Kihara, Tetsuya Komuro
2020 Journal of the Japanese Society of Intensive Care Medicine  
J Jpn Soc Intensive Care Med 2020;27:285-6. 近年,ベッドサイドにおける患者評価や臨床意志決 定のツールとして point-of-care ultrasound (PoCUS) が 注目されており 1) ,多くの文献や教科書がみられるが, 我が国ではまだその教育は発展途上にある 2) 。 当院での診療活動においても超音波検査はしばしば 用いられるが,その指導環境は不十分であった。この ため我々は PoCUS を超音波検査の基礎として学習さ せ,行動変容を促すことを目指しその指導に取り組ん だのでここに報告する。 隔月に 1 回のペースでハンズオンセミナーを主催し, 指導を行った。対象は研修医をはじめ看護師やリハビ リテーションスタッフなどコメディカルも含めた。開 催時間は業務終了後の 60 分とし,場所は手術室の空き 部屋を利用した。指導は集中治療部医師および臨床検 査技師が行い,ボランティアモデルに対して超音波検 査を実践するものとした。超音波機材は日常業務で使 用している汎用機を利用した。セミナー参加について
more » ... について は事前申込制とし,セミナー終了時にはフィードバッ クと受講認定証を発行した。指導項目は心臓, 肺, 眼球, 血管の各項目とし,定性評価を中心としたものに絞っ た (Table 1) 。各カテゴリーから 1 つずつ事前に設定し, 計 60 分のセミナーとなるように計画した。 各回 6 名前後の参加があり最終的に 6 回のセミナーを 開催した。ハンズオンセミナーを開始後,ベッドサイ ドにおける超音波検査が研修医のみならず参加した看 護師によっても自主的に行われるようになった。ハン ズオンセミナーを受講していない研修医たちにもこの セミナーの内容が伝わるようになり,主体的な学習が 行われるようになっていった。 1 今回の取り組みでは,超音波検査のハンズオンセミ ナーを通して短時間でかつ効率的に超音波検査の基礎 を学習させることができた。その結果として,初期研 修医や若手のコメディカルスタッフが自主的に超音波 検査を施行するようになった。したがって,日々の臨 床を超音波検査の実践的なトレーニングの場として活 用できるようになったことは意義深いと考えている。 2 超音波検査の限界として,技量差に起因する検者間 誤差や偽陽性・偽陰性の問題がある。太田らの報告 3)
doi:10.3918/jsicm.27_285 fatcat:i7whclcetveqjdodde7nm4zer4