A HYDRAULIC MODEL EXPETIMENTS FOR THE STABILITY OF ARMOR BLOCKS AT TSUNAMI AND SEEPAGE FLOW ACTION
津波・浸透流作用時における被覆材の安定性に関する模型実験

Shuhei TAKESHITA, Kiyonobu KASAMA, Mitsunari HIRASAWA, Kouki ZEN, Zentaro FURUKAWA, Yuichi YAHIRO
2017 Journal of Japan Society of Civil Engineers Ser B3 (Ocean Engineering)  
3 正会員 国土交通省北海道開発局港湾建設課 (〒060-8511 札幌市北区北 8 条西 2 丁目札幌第一合同庁舎 14 階) 4 フェロー会員 九州大学大学院工学研究院海域港湾環境防災共同研究部門 (〒814-0395 福岡県福岡市西区元岡 744) 5 正会員 九州大学大学院工学研究院社会基盤部門(〒814-0395 福岡県福岡市西区元岡 744) 6 正会員 九州大学大学院工学府建設システム工学専攻(〒814-0395 福岡県福岡市西区元岡 744) 本論文では,被覆材の重量,配置方法を変化させて,防波堤に来襲する津波を模擬した水理模型実験 を行い,被覆材の被害の程度を評価した.得られた結論をまとめると以下のようになる.(1)被覆材は越 流が発生する以前に被害が発生した. これは水位差による浸透力のために被害が発生したと考えられる. (2)実験結果から表層すべりに対して 0.29 N の被覆材は 10 %以上だったが,0.38 N は 3.5 %以下となっ た.このことから 0.29 N と 0.38 N の間に被覆材が安定する限界の重量があると考えられる.(3)被覆材
more » ... 方法を変化させた結果,正方形配置より三角形配置の方が安定していた.(4)表層すべりに対する 安全率を定義した.これによって被覆材の正方形配置と三角形配置の安全率を比較すると三角形配置の 方が安全となり,実験結果と一致するため,その被害の傾向は表せた.
doi:10.2208/jscejoe.73.i_108 fatcat:jzzv44lmqjedjazbn4i5fisgl4