Circulating plasmablasts contribute to antiphospholipid antibody production, associated with type I interferon upregulation

Ryo Hisada
2020 Japanese Journal of Thrombosis and Hemostasis  
1.はじめに 抗リン脂質抗体症候群(antiphospholipid syndrome: APS) は, 抗リン脂質抗体 (antiphospholipid antibodies: aPL)と総称される数種の抗体群が関連する自己免 疫性血栓症および妊娠合併症である 1) .多くの研究 により,aPL は凝固促進および炎症誘発性状態を誘 発する病原性自己抗体であると考えられている.例 えば,aPL の力価と多様性に基づいて計算される定 量的マーカーである抗リン脂質スコアは,血栓症の 発症リスクと正の相関がある 2) .また,基礎研究に おいては aPL が線溶活性を抑制し 3) ,血管内皮細胞 を活性化する 4) .マウスモデルでは,患者由来の aPL の注射により血栓形成が増強された 5) .これらの機 能的所見とは対照的に,aPL 産生の機序については ほとんど知られていない.実臨床においても通常の 免疫抑制療法では抗体価の抑制は必ずしも得られず, 血栓再発予防にも効果は認められなかったと報告さ れている 6) . 本研究では aPL 産生機序の解明を目的として,ま ず APS
more » ... の解明を目的として,ま ず APS 患者のリンパ球サブセット解析と一塩基多型 (single nucleotide polymorphism: SNP)および mRNA 遺伝子発現との関連を評価した.次に,細胞の aPL *責任者連絡先: 北海道大学大学院医学院・医学研究院免疫・代謝内科学教室 〒 060-8638 北海道札幌市北区北 15 条西 7 丁目
doi:10.2491/jjsth.31.446 fatcat:u7qjlzyytfaihpojissb37yxw4