Association between locomotive syndrome and cognitive decline in community-dwelling older adults

Kazuki Fujita, Hiroshige Jinnouchi, Atsuko Fujii
2020 Nihon Koshu Eisei Zasshi (Japanese Journal of Public Health)  
大阪大学全学教育推進機構スポーツ・健康教育部門 2 日本医科大学医学部衛生学公衆衛生学 3 泉佐野市健康推進課 責任著者連絡先〒560 0043 豊中市待兼山町 1 16 大阪大学全学教育推進機構スポーツ・健康教育部門 藤田和樹 1 Japanese Society of Public Health 日本公衆衛生雑誌 J-STAGE早期公開 析により,認知機能中等度低下に対する多変量調整オッズ比と95信頼区間は,男性では,ロ コモ度 1 で1.65(0.97 2.81) ,ロコモ度 2 で2.99(1.56 5.73)であり,女性では,ロコモ度 1 で 1.97(1.11 3.50) ,ロコモ度 2 で2.43(1.14 5.19)であった。男女ともにロコモ度が高いほど認 知機能低下者の割合が多くなる傾向が認められた。 結論 地域の自立高齢者では,男女ともにロコモ度と認知機能低下の間に有意な関連が認められ た。また,ロコモは認知機能低下の独立した関連因子になる可能性が示唆された。今後,縦断 研究による検証が必要と考えられた。 Key
more » ... ドローム,認知機能低下,ロコモ25,基本チェックリスト,高齢者 日本公衆衛生雑誌 J-STAGE早期公開 doi:10.11236/jph.20 043  緒 言 厚生労働省の推計では,わが国の2012年における 65歳以上高齢者の認知症の有病者数は約462万人, 有病率は15である 1) 。2025年には認知症の有病者 数は約730万人,有病率は20に達するという推計 もあり 2) ,認知症による社会経済への負担増加が懸 念されている。高齢者で最も頻度の多い認知症はア ルツハイマー型認知症であるが 3,4) ,現時点ではア ルツハイマー病に対する根治的治療法は確立されて いない。このため,認知症対策においては認知症の 発症予防が重要であり,軽度認知障害にある状態や 認知機能が健常な状態からの早期予防を積極的に推 し進める必要がある。 Livingston G, et al.(2017) 5) は,認知症の発症に は,小児期,中年期,高齢期の各ライフステージに おける危険因子が複雑に関与し,小児期では教育 歴 6) ,中年期では難聴 7~9) ,高血圧 10) ,肥満 11) ,高 齢期では喫煙 12) ,抑うつ 13) ,社会的孤立 14) ,糖尿 病 15) ,身体活動不足 16,17) を主要な 9 つの危険因子と してあげている。これらに加えて,高齢期では,歩
doi:10.11236/jph.20-043 pmid:33342933 fatcat:7qccowdwsrbnpigxiuotsfg3ze