The present conditions of the rt-PA therapy in the small institution

Yutaka Konno, Yuka Matsumoto
2011 Nosotchu  
例であった.少数例の経験での結果であるが,閉塞血管の開存例で必ずしも良好な結果が得ら れるとは限らなかった.専門医の少ない小規模病院で rt-PA 治療を行うためには,専門医以外 の医師やコメディカルスタッフの協力が不可欠である.急性期脳梗塞患者の病状や経過は多種 多様であるため,全職員を対象とした院内研修にて経験不足を補うように試みた.全職員が rt-PA 治療に対する共通認識をもつことと各個人の意欲や努力が重要と考えている. Key words:rt-PA, acute cerebral infarction, small institution (脳卒中 33:191-198,2011) 33:192 脳卒中 33 巻 1 号(2011:1) ボンを併用した. rt-PA 治療を実施可能であった症例のほとんどは発 症してから来院までが 1 時間以内であった.院内発症 の 2 例 (症例 7,12) は専門医が到着するまでの時間を示 した.この間,主治医が脳梗塞の診断を進めていた. 来院から投与までの時間は平均で 1 時間 13 分で
more » ... や 家族が同伴していなかった症例では,投与までの時間 が長い傾向にあった. 病型別でみると 15 例中 10 例が心房細動を有する心 原性塞栓であった.頸動脈からの A to A 塞栓が 1 例 (症例 9) ,アテローム血栓が 1 例 (症例 11) ,原因不明 表 1 寿泉堂綜合病院にて rt-PA 治療を実施した 15 症例の summary 症例 年齢 性別 発症から 来院まで の時間 発症から 投与まで の時間 投与前 NIHSS 閉塞血管 血管の 再開通 出血性 脳梗塞 入院時→ 退院時 m-RS 備考
doi:10.3995/jstroke.33.191 fatcat:appmd4vjjbebhcfghlid3vjgnq