Supply of Information from the Paper Prepared by the Researcher of the Company and Its Value

Yasuyuki ASAI
2005 Hyomen Kagaku  
筆者は製薬企業に勤務し, 製剤研究に従事しているが, 企業研究者にとって研究成果は何で図られるのか考えて みたい。一般に研究成果は論文を発表した雑誌のインパ クトファクターと, 論文あたりの引用回数で評価される。 すなわち,引用回数の多い論文が優れた論文であるとい える。薬学分野の大学・企業別論文数と引用度(論文あ たりの被引用数)の高い大学・企業を表 1 に示す(根岸 正光,薬学図書館,49, 179(2004)より引用) 。 この中で,武田薬品工業,藤沢薬品工業,エーザイ, 大正製薬が含まれていることは,これらの企業で行われ ている研究が,学問的にも役に立ち,それを公開するこ とにより社会に貢献していることを意味する。当然,企 業研究は社の特許戦略にも左右されるので,せっかくの 研究成果も特許戦略のため公開できないものも数多くあ るに違いない。そんな中でこれら 4 社が文献引用度上位 20 位の中に入っていることは快挙であるといえる。製 薬企業の場合,新薬を上市し,患者様に一日も早く使っ ていただくことが経営の根幹にあると思うが,一方で役
more » ... 献するこ とも同様に重要なことではないだろうか? 上述したことは製薬企業に限らず,化学やエレクトロ ニクスなどの分野にもあてはまると思う。筆者は製薬企 業の図書担当も兼任しているので,上述したような情報 を収集しており,今回この場を借りて情報提供したが, もし他業種でこのような情報を収集している方がいれ ば,是非紹介していただければ幸いである。 表 1 薬学分野の大学・企業別論文数と引用度(引用度 上位 20)
doi:10.1380/jsssj.26.55 fatcat:rkzkgxphbfc6pmrmoxeeikaarm