Burrowing behavior of daggertooth pike conger Muraenesox cinereus in captivity in relation to grain size of bottom sediment
飼育下におけるハモの巣穴形成行動と底質粒径の関係

YUKIO UETA, TAKAHIRO OKAZAKI
2011 Nippon Suisan Gakkaishi  
65 ハモの巣穴形成行動と底質粒径の関係 巣穴内に戻るハモを観察した。試験 6 では,試験開始 日の 1 月 24 日の投入直後に逆さ状態になり頭部から体 をくねらせながら潜泥するハモを確認した。 試験終了時に巣穴が残された試験 5, 6 について石膏 により巣穴をかたどった。試験 5 の巣穴の全長と深さ はそれぞれ 56.8 cm, 15.7 cm であった(Fig. 2 D, E) 。 巣穴の開口部はすり鉢状を呈し,中央部は巣穴が緩やか に湾曲していた。中央部の周囲の長さは 15.6~16.3 cm で,断面は底面が平坦な半円状を呈していた。供試魚の 胴回りは 8.1 cm であり,明らかにそれよりも太い巣穴 を形成した。試験 6 の巣穴の全長は 84.2 cm,深さは 6.8 cm であった。試験 1 と同様に巣内部は水平方向に
doi:10.2331/suisan.77.61 fatcat:6lxsvvhi5rae3anp2z433fppk4