Study on COPD from Digital Imaging to iPS Sell Study
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の研究をふり返って~デジタル画像解析から iPS細胞研究まで~

Michiaki Mishima
2015 Nihon Naika Gakkai Zasshi  
はじめに 慢性閉塞性肺疾患 (chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は, 「タバコ煙を主とする 有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺 の炎症性疾患であり,呼吸機能検査で正常に復 すことのない気流閉塞を示す.気流閉塞は末梢 気道病変と気腫性病変が様々な割合で複合的に 作用することにより,通常は進行性である.臨 床的には徐々に生じる労作時の呼吸困難や慢性 の咳,痰を特徴とするが,これらの症状に乏し いこともある」と定義されている 1) . 近年, COPDは患者の高齢化に伴って死亡者数 が急増し,厚労省の「第 2 次健康日本 21」にお いて克服すべき生活習慣病の 1 つに組み入れら れた.ここでは私どもの知見を中心として, 「肺 気腫病変のデジタル解析」 , 「COPDと併存症の関 連」 ,そして「iPS(induced pluripotent stem)細 胞を用いたII型肺胞上皮細胞の誘導」の3つの観 点から,COPD研究の進歩を述べる. 1.肺気腫病変のデジタル解析 1)LAA% 1994 年,Sakaiら は, 胸
more » ... 年,Sakaiら は, 胸 部X線CT(computed tomography)におけるLAA%(低吸収領域面積 の肺野面積に対する百分率)が肺気腫の指標と して有用であることを示した 2) .さらにNakano らは, 気道dimensionを自動測定するシステムを 開発し,WA%(気道壁面積の気道断面積に対す る百分率)とLAA%が相補的にCOPDの閉塞性換 京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学 112 th Scientific Meeting of the Japanese Society of Internal Medicine:Presidential Lecture:Study on COPD from digital imaging to iPS sell study.
doi:10.2169/naika.104.1725 fatcat:hyodhhn2gbcmlof4bzu5hcavym